爆弾小僧 ダイナマイト・キッド DVD-BOX(4枚組)
タイガーマスクの宿敵として異常なまでの人気を誇ったダイナマイト・キッドの新日本プロレス時代の激闘を一挙収録!! 全36試合収録<初DVD化15試合>
苦節2年の交渉の末、遂にあのダイナマイト・キッド本人の独占インタビュー取材成功!
日本中を興奮の渦に巻き込んだタイガーマスクをはじめとするライバルたちとの激闘の真実を激白!!
藤波辰爾、初代タイガーマスク、小林邦昭など、激闘を繰り広げたライバル達がその規格外の強さを徹底証言!
価格 |
発売日 |
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¥20,460(税込) | 2014年9月26日発売 |
動画
流智美のココに注目!
いよいよ明後日9月26日に発売される「爆弾小僧ダイナマイト・キッド」DVDBOXは、キッドが衝撃の日本マット・デビューを果たした1980年(実質的にデビューとなった1979年8月、カルガリーにおける藤波戦も収録)から1984年、全日本プロレスに移籍するまでの約5年間、年齢でいくと20歳から25歳にかけての名勝負全てを集積した、まさに「爆弾小僧の映像集・決定版」である。Disc―1とDisc―2に収録された試合総数は36、しかも、初DVD化の試合が15試合という豪華版。初代タイガーマスク、藤波、コブラ、デイビーボーイ・スミス、小林邦昭らとの名勝負はもちろん、キッドが自伝の中で書いている星野勘太郎との「喧嘩マッチ」や、スキップ・ヤング、ブラック・タイガー(マーク・ロコ)、寺西勇との異色対決も発掘し、とにかくキッドが新日本のリングに残した足跡を忠実に再現できたと思う。ブッチャー、ベビー・フェイスと組んで猪木、藤波、タイガーマスクのトリオと対戦した伝説の6人タッグも、もちろん収録している。
このDVDにおけるキッドは、ザックリ言うと「WWF(現・WWE)に移籍する前」の時期で、本拠地カルガリーと新日本の往復がメインだった。カルガリー地区では軽量ながら常にトップスターの座をキープし、バッドニューズ・アレン、デビッド・シュルツ、ケリー・ブラウン、キラー・カーンら超ヘビー級を相手に連日メインエベントを張っていた。アレン(故人)はこのDVDの中でキッドについて多くのコメントを残してくれているが、「プロレスリングが始まってから何千人のレスラーが存在したか知らないが、パウンド・フォー・パウンド(皆が同じ体重だったと仮定)で比較した場合、俺はダイナマイト・キッドは史上最高のプロレスラーだと思う」と最大級の絶賛をしている。あのアレンがそこまで言ったのだから、凄いことだ。
初回生産封入特典として、32ページの小冊子「ダイナマイト・キッド海外秘蔵プログラム集」が挿入されている。これは、1975年のイギリスにおけるデビューから、1984年秋のWWF入りまでの9年間にわたり、イギリス、ドイツ、バンクーバー、カルガリーで活躍していた若き爆弾小僧時代の秘蔵プログラムを集めたもので、キッドが大ブレイクするまでの成長過程を詳細にトレイス。まさにマニア必携の資料になったと確信する。特に母国イギリスにおける資料は貴重で、「キッドがスチュ・ハートのリクセストに応じてカルガリーに渡っていなければ、イギリスのプロレスは衰退せずに済んだのではないか?」との思いを強くする。マーク・ロコ、マーティン・ジョーンズらと最後の全盛期を構築していた時代のキッドが果たしていた役割を。じっくりと検証して頂きたい。
Disc―3と4は、キッドのレスラー人生を豊富な写真とレスラー仲間の証言でまとめたイギリスのドキュメンタリー映画「Dynamite Kid A matter of Pride」である(完全日本語字幕付)。カルガリー時代に闘い、サーキットを共にしたレスラーのほぼ全員(総計約40名)が登場し、キッドの素顔、凄みをタップリと語っている。
キッドが、その後のプロレスに残した影響は非常に大きい。キッドのビデオを見てプロレスラーを目指し、実際に活躍した(している)例も何十人、もしかした何百人という単位だろう。そして、いわゆる「キッド・スタイル」が、現在の世界のプロレスリングの主流になっていることもまた、事実だと思う。車椅子生活を余儀なくされている現在のキッドを見て、その「キッド・スタイルの是非」を、皆さんと一緒に考えてみたい。それが、制作を終えた4枚のディスクを見たあと、この作品の一番大きなテーマだと感じた。
DISC-1 159分 全18試合
新日本プロレス初登場から藤波辰巳、タイガーマスクとのシングル決戦ロード、更にはライバルや関係者の証言を交え、
新日本での闘いの歴史を振り返る!
昭和54年8月17日 カルガリー・スタンピード・グランド・ビクトリア・パビリオン <ノーカット>
英連邦ミッドヘビー級&WWFジュニアヘビー級両選手権
ダイナマイト・キッド vs 藤波辰巳
昭和55年1月11日 川崎市体育館
ダイナマイト・キッド スティーブ・カーン vs
アントニオ猪木 藤波辰巳
昭和55年1月18日 諌早市体育館
ダイナマイト・キッド スティーブ・カーン vs 藤波辰巳 星野勘太郎
昭和55年1月25日 岡山武道館
WWFジュニアヘビー級挑戦者決定戦
ダイナマイト・キッド vs スキップ・ヤング
昭和55年2月5日 愛知県体育館 <ノーカット>
WWFジュニアヘビー級選手権
ダイナマイト・キッド vs 藤波辰巳
昭和56年4月10日 北九州 西日本総合展示場
WWFジュニアヘビー級選手権
ダイナマイト・キッド vs 藤波辰巳
昭和56年4月23日 蔵前国技館 <ノーカット>
ダイナマイト・キッド vs タイガーマスク
昭和57年1月1日 後楽園ホール
WWFジュニアヘビー級王座決定戦
ダイナマイト・キッド vs タイガーマスク
昭和57年1月8日 後楽園ホール
ダイナマイト・キッド アブドーラ・ザ・ブッチャー
ベビー・フェース vs アントニオ猪木 藤波辰巳
タイガーマスク
昭和57年1月15日 姫路市厚生会館 <ノーカット>
ダイナマイト・キッド vs 星野勘太郎
昭和57年1月22日 鹿屋市体育館
ダイナマイト・キッド ブレット・ハート vs
タイガーマスク 星野勘太郎
昭和57年1月28日 東京体育館 <ノーカット>
WWFジュニアヘビー級選手権
ダイナマイト・キッド vs タイガーマスク
昭和57年2月11日 蒲郡市民体育館
ダイナマイト・キッド アブドーラ・ザ・ブッチャー
ベビー・フェース vs 藤波辰巳 タイガーマスク
木村健吾
昭和57年7月16日 中間市体育文化センター
ダイナマイト・キッド ブレット・ハート vs タイガーマスク 木村健吾
昭和57年7月23日 石川県産業展示館 <ノーカット>
ダイナマイト・キッド vs タイガーマスク
昭和57年7月31日 大阪府臨海スポーツセンター
ダイナマイト・キッド グレッグ・バレンタイン ブレット・ハート vs
藤波辰巳 タイガーマスク 木村健吾
昭和57年8月3日 岡山武道館
ダイナマイト・キッド ブレット・ハート vs
タイガーマスク 星野勘太郎
昭和57年8月5日 蔵前国技館
WWFジュニアヘビー級選手権
ダイナマイト・キッド vs タイガーマスク
昭和57年8月30日 マジソン・スクエア・ガーデン <ノーカット>
WWFジュニアヘビー級選手権
ダイナマイト・キッド vs タイガーマスク
DISC-2 170分 全18試合
タイガーマスクの突然の退団後、絶対王者不在のジュニア戦国時代の幕開け。キッド、スミス、コブラの三つ巴の闘いが激化!
昭和58年4月3日 蔵前国技館 <ノーカット>
NWA世界ヘビー級王座決定戦
ダイナマイト・キッド vs 小林邦昭
昭和58年4月7日 長岡市厚生会館
ダイナマイト・キッド vs 星野勘太郎
昭和58年4月21日 蔵前国技館
NWA世界ジュニアヘビー級王座決定戦
ダイナマイト・キッド vs タイガーマスク
昭和59年1月1日 後楽園ホール <ノーカット>
ダイナマイト・キッド デイビーボーイ・スミス vs 小林邦昭 寺西 勇
昭和59年1月6日 後楽園ホール
WWFジュニアヘビー級王座決定リーグ戦
ダイナマイト・キッド vs 寺西 勇
昭和59年1月13日 横浜文化体育館
WWFジュニアヘビー級王座決定リーグ戦
ダイナマイト・キッド vs 小林邦昭
昭和59年1月20日 柳川市民体育館
ダイナマイト・キッド デイビーボーイ・スミス vs
ザ・コブラ ブラック・タイガー
昭和59年1月27日 愛知県体育館
WWFジュニアヘビー級王座決定リーグ戦
ダイナマイト・キッド vs ザ・コブラ
昭和59年2月3日 札幌中島体育センター <ノーカット>
WWFジュニアヘビー級王座決定リーグ戦
ダイナマイト・キッド vs デイビーボーイ・スミス
昭和59年2月7日 蔵前国技館 <ノーカット2試合>
WWFジュニアヘビー級王座決定三つ巴リーグ戦
ダイナマイト・キッド vs デイビーボーイ・スミス
WWFジュニアヘビー級王座決定三つ巴リーグ戦
ダイナマイト・キッド vs ザ・コブラ
昭和59年6月29日 後楽園ホール <ノーカット>
ダイナマイト・キッド vs ザ・コブラ
昭和59年7月5日 大阪府立体育会館
NWA世界ジュニアヘビー級選手権
ダイナマイト・キッド vs ザ・コブラ
昭和59年7月13日 帯広市総合体育館
ダイナマイト・キッド デビッド・シュルツ
デイビーボーイ・スミス vs アントニオ猪木
藤波辰巳 ザ・コブラ
昭和59年7月20日 札幌中島体育センター
WWFジュニアヘビー級選手権
ダイナマイト・キッド vs デイビーボーイ・スミス
昭和59年7月26日 岩手県営体育館
ダイナマイト・キッド vs 藤波辰巳
昭和59年7月28日 松戸市運動公園体育館
ダイナマイト・キッド デイビーボーイ・スミス リック・オリバー vs
長州 力 谷津嘉章 小林邦昭
DISC-3/DISC-4 DYNAMITE KID~A MATTER OF PRIDE
英国で劇場公開されたキッドのレスラー人生を綴った「DYNAMITE KID~A MATTER OF PRIDE」を
特別収録!
【DYNAMITE KID~A MATTER OF PRIDEの見どころ】解説・監修=流智美
(2012年イギリス作品)
ダイナマイト・キッドの人生がイギリスの関係者、カルガリーの写真家保存の初公開写真で細かく紹介されているほか、キッドの現役時代、カルガ リー、WWFで共に活躍した同僚選手が語るキッドの素顔が 約5時間にわたり、ふんだんに収録されている(完全邦訳付字幕付き)。
キッドが16年のレスラー人生で残した偉業と問題点について、同僚が忌憚ない鋭い意見を述べた史上稀に見る「超・問題作」が日本で解禁される。現役選手のデイビー・リチャーズがナレーションをつとめ、キッドに憧れた少年時代からの思い出を語る場面も興味深い。キッド本人の述懐もタップリ収録。
(語り部として登場するレスラー)
ブレット・ハート、ブルース・ハート、キース・ハート、ロス・ハート、ジム・ナイドハート、バッドニューズ・アレン、ホンキートンク・マン、ガ マ・シン、ボブ・オートン・ジュニア、ドン・ムラコ、スリック、ジャマール、ジム・パワーズ、ハーリー・レイス、デモリッション・アックス(マス クド・ スーパースター)、ヒルビリー・ジム、ニコリ・ボルコフ、テリー・テイラー、ジム・ブランゼル、ジャック・ルージョー、ハリー・スミズ
引退後20年、キッドの述懐は全てが重い……
「ステロイド? 体に悪い? そんなことは誰だって知っていたさ。打たなきゃならなかったんだから、打っただけだ。打ちたくて打ったわけじゃない」
「体が痛かったら、家に帰って癒(いや)せばいい。ただし、俺の出番が他の誰かに取って代わられただけの話だ」
「25歳のとき、タイガーマスクと戦いながら、体が壊れていくのがわかった。しかし、自分の闘いをやめるわけにはいかなかった。客の前で手を抜く ことはできなかった。悔いはない」
「車椅子? 結果論だ。見ればわかるだろ。くだらないことを聞くな」
日本における名勝負集(DISC1&2)と併せ、キッドのレスラー魂が凝縮されたDISC3&4は絶対に見逃せない。
初回生産封入特典
監修=流智美が書き下ろした『Dinamite Kid 秘蔵海外プログラム集』(36P予定)が付いてきます。
日本上陸前のキッドの歴史を紐解きます!!
棚橋に聞いたキッドの魅力
棚橋弘至選手
(ダイナマイト・キッドの思い出?)
タイガーマスクとキッドとの一連の抗争では、みんなタイガーマスクの華麗な動きに惹き付けられたと思うんですけど、僕はキッドのカラダに惚れてましたね。見るからにパンプアップしていて、デカイ大胸筋、大きい肩、太い腕、脂肪の少ない腹筋…一目でナチュラルじゃねぇぞ! と分かったんですけど、明日を見てないというか…薬物を使ってもカラダをデカくして、試合を盛り上げていきたいという勝負を賭けた姿勢は、キッドの魅力で した。そんな決意があってこそのキッドのプロレスだから、顔つきとか目つきとか狂気じみていて、僕はそこに一番惹かれましたね。
(ダイナマイト・キッドの魅力?)
僕、1999年のデビュー戦の後に「和製キッドと呼ばれたいです!」とコメントしたんです。この和製キッドは完全にダイナマイト・キッドを指して いたんですけど…いつの間にか方向性が「ハートブレイク・キッド」のショーン・マイケルズに行ってしまったんですけど(笑)。
キッドさんのような生き方は本当に難しいんですよ。自分の身体を犠牲にしてプロレスに全てを賭けるっていうのは…キッドさんの生き方は本物のプロ レスラーだなと思います。レスラーというのはリスクを持ってリングに上がっていますけど、守るべき家庭とかがあって、命までも賭けきれないという のがあるんです。キッドさんが同じ職業の全レスラーから尊敬される所は、全てを顧みずにプロレスに人生を捧げた所が、誰にも真似出来ないというこ とで一番の魅力だと思います。
飯伏に聞いたキッドの魅力
飯伏幸太選手
(ダイナマイト・キッドの思い出?)
キッドの試合映像は中学生の頃からDVDとかで見ています。初代タイガーマスク・佐山さんとの試合は凄く興奮しましたよ!
当時はタイガーマスク目線で試合を見ていたんですけど、キッドのダイビングヘッドバットの飛距離が明らかに(他の選手とは)違っていて、スゴい練習を積んでいるんだろうな…というのが見えたというか、感じていましたね。中学生の頃はキッドの高速ブレーンバスターをよく真似していました(笑)
(自分のファイトスタイルに影響は?)
キッドの特徴は異常なキレとバネ、そして何と言ってもパワーがヤバいですね!今 考えてみると、少し影響はあるのかなと。技をかけるスピードとか、影響を受けている感じはしますね。
(ダイナマイト・キッドの魅力?)
後のプロレス界のいろんな選手に影響を与えているところ、
それと、ジュニアの身体なんだけど、別次元の動きとキレとパワーでヘビーとも戦っていた部分ですかね。
ライガーに聞いたキッドの魅力
獣神サンダー・ライガー選手
(ダイナマイト・キッドの思い出?)
ストイックな選手。あまり笑っている顔、笑顔を見た記憶がないですね。会場ではいつもピーンと張りつめた緊張感を漂わしていた印象です。
ヘビー級の選手と試合する時も普段と変わらないスタイルで、小手先ではなく全身でぶつかっていって、この選手スゴいなと驚いて見ていました。
(記憶に残っている試合)
日時や対戦相手は憶えていないのだけど、後楽園ホールでのシリーズ開幕戦。キッドが一段とパンプアップして日本にやって来たのを憶えています。そして、その試合でキッドが放った高速ブレーンバスターで観客から、どよめきが起こったのを憶えていますね。拍手するとか、声援をおくるとか…そん な感情表現を飛び越えた所 の「どよめき」が、試合を支配していましたよ。その光景が一番僕の記憶に残っています。
新日本プロレスのジュニアの歴史は藤波さんが扉を開けて、初代タイガーマスクが開花させたと思いますけど、ただそこにはダイナマイト・キッドがい たからこそ、花が開いたのだと思います。ある意味ジュニアの一番の立役者はキッドだったのかもしれないですね。
仕様
品番 |
TCED-2099 |
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ディスク枚数 |
DVD:4枚 |
収録時間 |
596分 |
言語 |
日本語 |
サイズ |
16:9 |
コピーライト |
©2014 テレビ朝日/新日本プロレスリング |
発売元 |
ビデオ・パック・ニッポン |
販売元 |
TCエンタテインメント |